いよいよ外郎売(ういろううり)の課題にはいりました。
外郎売とは、江戸時代、二代目市川團十郎によって初演された歌舞伎十八番の一つ。舞台俳優さんやアナウンサーさんの研修で、発声練習や滑舌の教材に使われています。
初めて読んだ時、意味も内容も理解できませんでした。
「アワヤ咽、サタラナ舌にカ牙サ歯音・・・」なんて怪獣の名前かなにかと思っていました。ハハハ
「一つへぎへぎに、へぎほしはじかみ」とか「お茶立ちょ、茶立ちょ、ちゃっと立ちょ茶立ちょ・・・」とか、なんだろ?と思いながら、とにかく口が回るようになめらかに発音できるように何度も呼んでいるうちに「おお、なるほど。こういう意味かな?」と思えるようになり、面白くなってきました。今では読むのが楽しいです。
私的、早口言葉難所箇所。
第一位「お茶立ちょ、茶立ちょ、ちゃっと立ちょ茶立ちょ、青竹茶筅でお茶ちゃっと立ちゃ。」
第二位「武具、馬具、武具馬具、三武具馬具、合わせて武具馬具、六武具馬具。」
第三位「小米の生噛み、小米の生噛み、こん小米のこ生噛み。」
・・・ハア~~
外郎売がお客様に手をかえ、品をかえ、一生懸命、説明し販売する様子がかわいらしいような、かっこいいような、いじらしいような、滑稽なような・・。
そんな江戸時代の風景を思い描きながら、又は聞いて下さる方(今はクラスの皆さんだけですが・・)に思い浮かべて頂けるように読めるとうれしいし、頑張るのだ。
8月17日(日)宇都宮美術館で開催されている「レオ・レオニ 絵本のしごと」を見に行きました。子供の教科書に載っていた「スイミー」の物語が好きで、また「レオ・レオニ」という作者の名前がかわいくて気になっていました。
まず、驚いたのが見学者の多さ。入場する受付には長蛇の列。
また、キャラクターグッズや絵本が飛ぶように売れていました。実は私も絵本とハンカチを購入。へへへ
絵本原画はやさしい淡い色使いで、キャラクターも、かわいくしっかりしていて、今にも動き出しそうです。水彩画で描いた上に色紙が貼ってあり、少し立体的に見えるようになっていてびっくりしました。
もう一つの目的。それは朗読会に臼井佳子先生が出演なさるのを拝見させて頂くことです。
こちらも入場するのに開場45分前から受付に並びました。フー
もちろん会場は満員です。
「音楽と映像で楽しむ絵本朗読会」ということで、スクリーンには大きな絵本の映像。また音楽「トリオ・ラーシュ」さんのフルート・ファゴット・ピアノの生演奏でした。やっぱり生はいいですね。
音の迫力と軽やかな流れるような臼井先生の語りとぴったりのかけあいも素敵でした。
臼井先生のように、すらすらと気負い無く、何気ないようでもしっかりと人を絵本の中に引き込めるような読み手になりたいです。あこがれます。
すごく勉強になりました。ありがとうございました。
セレーネー